2022年9月26日
2022年9月に楽天の社員向けに松本紹圭がオンライン講演を行いました。楽天では公用語が英語ということもあり、講演は英語で行われましたが、この講演録では、日本語に翻訳して講演内容を書いています。
目次
Mindfulnessについて~日本仏教におけるマインドフルネスとは?
Ancestorsについて~お寺の二階建て理論から考える
Self-Cultivationについて~beyond-self and no-self
日本仏教からのリーダーシップクエスチョン
Mindfulnessについて~日本仏教におけるマインドフルネスとは?
今日の講演では3つのトピックを用意しました。"Mindfulness, Ancestors, and Self-cultivation"(マインドフルネス、祖先、そして修養)につ いてです。
まず、Mindfulnessという言葉から始めたいと思います。本日の参加者は外国籍の社員も多いと聞いています。日本に来る前は、日本の仏教はマインドフルネスだと想像していたかもしれません。でも、実際に来てみて、どうでしょう?日本の仏教や文化はマインドフルネスであると感じているでしょうか?マインドフルネスは日本仏教の一部に過ぎません。また、マインドフルネスというとよく瞑想をやっているイメージがあるかもしれませんが、それだけではありません。
日本には、僧侶が修行する「道場 - Monastery -」がたくさんあります。道場では「作務 - Samu -」と呼ばれる日々の努めがあり、その「作務 - Samu -」の中で主に行われているのが「掃除 - Soji -」です。禅では僧侶たちは瞑想よりも掃除や作務に多くの時間を費やします。もし禅寺で修行をみる機会があれば、きっと掃除をしている光景をみることができるでしょう。僧侶たちは寺や床を掃除し、植物の世話をします。生活のあらゆることをマインドフルネスの実践に変えることができます。料理をしているときでさえもです。
これは、日本の仏教において重要なポイントです。瞑想だけが修行ではないのです。生活のあらゆる所作をマインドフルネスの実践に変えることができるのです。つまり、どう生きるかが重要なのです。
そのような日本仏教を体験したいのであれば、わたしはお寺の朝を掃除するというTemple Morningというセッションに参加してみてください。"Temple Morning"でググってもらえれば、わたしのツイート等がみつかると思います。私のお寺は東京・神谷町にあります。もし興味があるなら、月に1, 2回の頻度で開催していますので、Temple Morningに参加してみてください。
Ancestorsについて~お寺の二階建て理論から考える
